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父だったらどう考えるか
自分の息子と娘を自分の会社に入れた父が話した。
「30年以上になるが、自分で会社をおこし、お陰さまで、こんな状況でも、何とか回っているし、回している」
2年前、息子さんが大学4年生の時、「就活をしているが、なかなか、思うような所が決まらない」と思い出した。
「息子さんは」と聞くと、「自分の会社を手伝っている」と。

「そりゃ大変だ。息子と娘の将来を背負って、会社を頑張らなければならないですね」
「自分の頭の中に入っている。30年かけて造った仕事だから」と。

多分25才ぐらいになるのではないかと。

以前のことだ。我が町の町会長はもと職人の親方だった。
今、89才だと思う。この町会長の親分肌の、それでいて、実に細かいところに気の付く姿に、尊敬したものだった。
今でも、尊敬しているが、町会長を退いて、次の町会長になったとき、歴然とした差を感じた。

その時々に、前の町会長だったら、どう考えるだろうかと思うようになった。
すると、客観的に自分を観察することが自然にできて、視野が広くなった。
当事者でありながら、俯瞰的にものを見て、自分のいたらなささえ見えてきたから不思議だ。

そして今日のことだ。自分の会社を息子にゆだねて、相談役に付いた父親と話をした。
しばらくぶりの、少し痩せた姿に、どうしたのかを尋ねた。すると。
「地価が下がったので、300坪ほどの土地を買い、会社を移して、工場を造ったのです。
そして工場を造ったが、稼働するのに、やはり、一回りしなければ、安心して任せることができなかった。
退いてみて、分かったのは、よく見えることです。今までは、当事者として見えなかったことが、大きく広く見えたのです。
そこで、つい真剣に身を込めて仕事をしてしまいました。
でも体力的にも、精神的にも疲れました。」
「それで、痩せたのですか。生還に見えますよ」と、別れた。

施餓鬼の冒頭のように、心が世界の一切を造ると。それは私の心です。
その私の心は、ひとまず置いておいて、父だったらどう考える、どう見ただろうかと、私をなくしたとき、私の心が見えるのではないか、それが、父だったらどう考えるの答えだ。
これも、問いの中に答えがあるだ……。

父が見えたように、息子にも見えるように。父が考えたように、息子も父が考えたようにと見えるように願った。


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