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仏壇開眼
昨日、横浜に行き仏壇の開眼をしました。

仏壇を開眼したと言うことは、新たに、家に祀られる出来事ができたと言うことです。

今年の8月だったか、冬木町の老人会長と道ばたで、お目にかかった。

一昨年まで、とある男が、その会長のアパートに独り暮らしていた。

その彼は板橋のアパートに住み家を代え、腐敗して亡くなっていたのが発見された。

警察は、身元引き受けを探して、深川から群馬まで探したという。

その彼は、深川の出身で、とあるお寺の長男でもあった。寺をだされ、放浪を繰り返していた人生だった。

直接知っていたわけではないが、かなり以前より、知っている人は知っていた。

会長にお目にかかった時、その話をした。

「そうですか、それでは仏壇に、お線香を上げておきます」と、会長は私に語った。

これも、6月頃のことだったが、知り合いの若者が自殺したときがあった。

私は、鳶仲間二人と、若者のお通夜に出かけ、桐ヶ谷斎場で、焼香をした。

地元に帰ってきて、近くの居酒屋で通夜をした。

「何で自殺なのしたのだろう」と思っても、彼しか知らないことだ。

もう一人の友人の鳶に電話をして、その鳶も若者をよく知っていたので、一緒に呑まないかと誘う。

まもなく、その彼も同席した。

私は、「いやいや、解らないことだし、残念なことだ」と。

呼び出された鳶は、「お線香を揚げるよ」と。

私はとっさに、「どこで?」と、呼び出された鳶は、「勿論、家の仏壇さ!」と。


仏壇開眼により、どんなことでも、ささいなことでも、お線香を一本捧げる場所が家庭にできたということだ。

仏壇とは、そんな場所でもあるのだ。

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