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そして2年が経過する
2011年3月11日、東日本大震災が起きた。未曾有の出来事に、陽岳寺としては、毎回の法事に震災をテーマに法要を続けています。

最初は、特定の個人への廻向ではなく、必ず震災で亡くなられた人たちに対して忘れないという思いを込めて廻向をすることに、違和感がありました。

ですが、今ではごく自然のこととして、受け入れられているようです。

それは、個人の家の中では、こうした法要に参加することは少ないことと思うことと、普通の日本語で展開する法要に出会ったことがないからと思うからです。

さらに思ったことは、お経を今・ここに生きている人に対しても、強烈に意義のあるものだと考えていただきたいと思ったからでした。
 ………………………………………………………………………………………………………………………………
このお経は、私たちを含めて世界の一切の成り立ちを説いたお経です。縁という結びつきと、その結ばれ方を説いたものです。だから、生きている人も亡くなった人も、未来に生まれる子供も、世界を含めて説いています。

東北地方太平洋沖地震と津波の影響で、この世と引き裂かれて亡くなられた方々、今も多くの悲しみを秘めた心から苦しんでいる方々、未だにどうしてよいのか立ち直れない方々、そしてあれからずっと時が止まった方々、その方々のために今も「忘れない、東北!」という思いが寄り添うことになると思っています。

今も避難している方々、除染、復興にたずさわる多くの方々、津波にも地震にも被災しなかったけれど、痛みとして心がふるえ、見守ってくれる方々。その方々のために、今も「頑張れ東北!」という思いが必要と思っています。

もちろん、今日の法事の主人公として、あなたに感謝を捧げるとともに、ご冥福を祈るためでもあります。

さらに、本日参詣された家族のためにも、ご多幸、ご無事、ご健闘を、般若心経にて、お祈りいたします。
 ………………………………………………………………………………………………………………………………
さて、あの日があり、翌日のことでした。何ができるだろうかと咄嗟に考えました。

新命住職に、「法要として、何かしなければならない」と伝えました。

新命住職も、共鳴して深く心が痛み、何ができるだろうか考え、「ただ生きる」ことを願いとして、そして「つながっているぞ」を希望として法要の中身が、あっという間に作られました。

それ以降、2年が経ち、毎月のように新しいテーマを探し、月に改訂を繰り返し今日に至っています。

お寺の歴史の伝承は、廻向の伝承であるとも思い描いていました。しかし、今は、特に3.11以降は完全に自分の中で砕けました。

神社の祝詞の中で「鎮めたまえ。鎮めたまえ。」と聞いているうちに、日本の歴史から「鎮めたまへ」しかない意味を考えていました。

いい言葉だなと。

もちろん仏教の廻向の中には、護国安泰、豊作祈願、平和を唱えます。

ですが、自分の中では、その言葉が漢文あるいは訓読という様式化で人に伝わらない日本になってしまっているのです。

従って、法要の中身も形式化してしまって、幾度となく聞いていても、耐えられなくなっているのではないかと、子どもの様子に気づけばなおさらです。
「もう終わった!」と……

今年も法要の結びとして、『神々、佛、菩薩たちへの祈り』の廻向を唱え続けます。

在ることも、無いことも神々の愛そのものとするなら、その愛は縁起そのもの。
在るものを在らしめる神々よ
在るものを無さしめる神々よ
無いものを在らしめる神々よ
無いものを無さしめる神々よ
空や山や川や海を、穏やかに安んじたまえ。
町や建物、生きものたちの暮らしを平安に導きたまえ。

少しでも、東北が元の姿に近付くことを願っています。

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