安達太良山を望んで

2013/03/19 14:24
一年ぶりに便りが来ました。
「郡山に住んで、その庭から、はるか遠く雪をかぶった安達太良山が望めます。

最近は青空も多く、空気も澄んでいるように思えますが、いまだ原発の放射線も所によって高いのです。

原発から、55キロ離れていますが、庭に作物も植えることも出来ません。

未だに、心もすっきりせず、県民の笑顔はいつ来るのかと……そんな日々を送っております。」

人生の不思議は、人はどんな縁で動かされるのか、動かされてみなければわからない。

郡山に移り住んですぐに、東日本大震災に見舞われた。原発もだ。

あの日、一週間ぐらいか、通じない電話を、それでもつながることを願って受話器を握っていたことを思い出す。

2年過ぎたが、心の中では、全く過ぎていないのは、こちらも同じだ。

考えてみれば、戦後68年過ぎたが 、まだ終わっていないに似ている。

終の棲家になるのか、わからないが、やっと見つけた老いの幸せを、安達太良山は見ているのか?

ここ下町では山が見えないが、私が幼かった頃は四方に山に囲まれて暮らしていた。

選んだ故郷は、選ばれた故郷でもある。

それでも幸せになって欲しいのです。



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