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鬼すだれ
落語の中で、「忌中札があるのだが、そのハッキリとした意味がわからない。大した問題では無いのだが、しっくりしない」と質問されました。

江戸川柳に、「裏口へ嫁の願いは鬼すだれ」があります。江戸時代の家庭には、どこ台所にもあったものであり重宝されたものなのでしょうか。

時代物の小説や落語にも死者が出たとき、この鬼すだれを裏返しにして、半紙に忌中と書き表戸につるすことが書かれています。

伊達巻きなどに使用する三角の形をした竹を編んだものですが、細い竹を編んだすだれも代用されました。きっと、表と裏があり、表の使用は常ですが、日常と非日常ということでしょうか。

庶民の智恵だと思っています。それは日常と非日常は、別々にあるのではなく、裏表であると言っているように聞こえます。

非日常では、着物ですとエリの合わせ方を違えることも、ご飯を持ったお茶碗に箸を指すことも、普段と変わったこととしてです。

それにしても、「鬼すだれ」とは面白い名前です。意味がわかりません。

鬼に関しては、日本の物語には長い時代伝わってきていまが、聞かなくなったのは、明治以降ではないでしょうか?

ところで、神社仏閣の内陣には、隠す意味を含めて、内陣にすだれがあります。

御簾(みす)とも言いますが、へりには錦や綾で飾ったものです。

庶民の暮らしのすだれは夏のものですが、忌中のすだれには季節がありはせん。

鬼すだれは御簾(みす)の代用のような、鬼すだれで代用したのではないかと考えましたが、まだ納得がいっていません。


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