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山中暦日なし

2016/09/15 13:01
「山中暦日なし」とは、お寺には国の祝日も、休日もないという意味です。

つい先日、トビの親方と話していて、こんな言葉、言い伝えを聞いた。

トビの親方が、名前を継ぐ将来の頭(かしら)に対して、言い伝えられていることです。

「いいか、お前がカシラになったなら、一泊の旅行は許す、決してそれ以上の、旅行や遊山に行ってはならない」と。

カシラがいかに、地域に結びついていたことっを気付く言葉です。

しかも、カシラの口から飛び出ることに、今も生きているのだと、彼を、地域の人間ととしても大切にしたい。

そういえば、我が身も、「もう何十年と私も住職になってから、一泊以外の外出はしたことがないなあ」と思い出した。

それでいて、くやしいとか、いやだとか、うんざりだとか、思ったこともない。

職業という一時の居場所ではなく、住職が、法になって生きることという勤めでもあるからだし。

仏教にとっては初歩の、自分の心を見つめ、わき起こるいっときの現象としての思いを、見つめることができるからだ。



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