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終の棲家は決まったが、いつなのかは決まっていない。



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身につまされること

 6月19日の昼頃、K友人から電話が入り、Sさんの息子さんが亡くなったと知らされ、驚いた。「どうした、なんで?」は、誰でも思うこと……。

その息子の年齢は25歳だ。私の息子と同年齢。

禅宗の修行道場に入門して、1年3ヶ月が経っていた。朝のお勤めの後のことだったと、突然に倒れたらしい。6月15日の、夜明け頃か。

 私の息子は、彼と同年齢だが、僧堂に入門して、2年と3ヶ月だ。彼の息子は、膝を患っていたのか、大学を出て1年、各地の僧堂を、探した。そんな自分が暮らせる修行道場はあるかと……。

 私も、息子の道場の老師なら、行き届いて目をかけてくれるのではないかと、声をかけてみたが、彼の選んだ道場は、滋賀県の山奥の道場だった。

 入門する3ヶ月前に、Sさんから、息子がその道場に入門することになったと知らせを受けたことを記憶している。そのとき、少しガッカリしたものの、こころよく前途を祈ったものだ。

 そんなことがあったものだから、とても驚き、人ごとではないと、親心。多くの関係者の前途と、ひとり息子を失う出来事にです。失ったものが大きすぎる。

人はつながりの中に生きている、前後裁断には、時間がかかることだし、そんな孤高な生き方は願い下げです。

でも、Sさんのことだから、出会った事件を考えつづけ、意味を見つけ、淋しさや悲しさから、大きく立ち直ることでしょう。



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